ボトックス注射、フィラー注射で若々しく、みずみずしい表情に
歯や歯ぐきを診察・治療する歯科医院は、お口の中だけに限定せずに、お顔全体のアンチエイジング施術も可能になっています。
年齢を重ねていくうちに、若い頃と比べて、お顔に少し張りが無くなったな…と感じられている方はいらっしゃいませんか?当院ではボトックス(ボツリヌス)注射(以下、ボトックス注射)やフィラー注射(ヒアルロン酸)で、かつてのハリのある表情を蘇らせるご提案をしております。
ボトックス注射、およびフィラー注射(ヒアルロン酸)とは歯科医院で施術可能な美容処置です。
切開や麻酔などによる美容整形とは異なり、皮膚の中に薬剤を注射するだけで、みずみずしく若々しい肌を取り戻すことができます。これらは、主にアンチエイジングとしての目的とされることも多いですが、その他にも、歯ぎしり・食いしばり・顎関節症の改善などにも効果が見込めるとされています。
お顔まわりの、様々なお悩みや問題解決のため、当院ではボトックス注射、およびフィラー注射(ヒアルロン酸)の施術に対応しております。
ボトックス(ボツリヌス)注射
ボトックス注射で注入される『ボツリヌストキシン』はボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の一種で、皮膚に注入することで、アセチルコリン分泌阻害による一時的な筋肉麻痺を生じさせます。そのため、シワ治療などに用いられるのがボトックス注射です。特に表情ジワを抑えます。
フィラー注射
顔にある広いシワの中に詰めて、シワを伸ばしたりボリュームを出したい部位にヒアルロン酸を注射して皮膚組織を補修する注射です。ほうれい線や唇などに注射することが多いです。
アンチエイジングを目的としたボトックス注射、フィラー注射
お顔周りの、ボトックス注射・フィラー注射(ヒアルロン酸)は、お顔のコンプレックスがあるけど美容整形はちょっと怖いという方などにも、安心しておすすめできる施術です。
メスなどによる切開は行いませんので、施術後の内出血やむくみなども発生いたしません。
治療を目的としたボトックス注射
〜歯ぎしりや食いしばり、顎関節症をお持ちの方へ〜
ストレスの多い現代において、睡眠中の歯ぎしりや食いしばり、顎関節症などの問題を抱えている方は少なくありません。残念なことに、現在、歯ぎしりや食いしばりを完全に治す治療方法はありません。噛み合わせ治療やナイトガードなどを用いての治療もありますが、特効薬とまでは言い切る事ができません。
そんな中、現在では、歯ぎしりや食いしばり、顎関節症の治療にボトックス注射が注目されています。
ボトックス注射は、噛む筋力にあたる咬筋に注射することで、症状の緩和を図ります。ボトックス注射を行うことで、筋肉自体の働きや収縮を緩め、結果として歯ぎしり・食いしばりによるかかる歯への負担を減らします。
また、ボトックス注射は、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりの回数を減らす効果や、顎周囲の痛みを緩和する効果があるともいわれています。これらのことから、歯ぎしりや食いしばり、顎関節症のある方への治療としてご提供が可能ですのでお気軽にご相談ください。
ボトックス注射の効果と注意点
- 一般的に、ボトックス注射後、2〜3日後より効果が現れます。その後、約1〜2週前後で患部が安定してきます。
- 時間の経過とともに、その効果は薄れていきますので、効果を継続させたい方は3〜5カ月ごとにボトックス注射を行うことをおすすめしています。
- ボトックス注射を繰り返し行うことで、徐々に注射の間隔が長くなる場合があります。さらには、注射を打つ必要がなくなる場合もあります。(一生打ち続けなければいけないというわけではありません。)
- フェイシャルマッサージャーで振動させながら注射します。振動を加える事で痛みを緩和させます。極細の注射針(31G)を使用しますので、刺入時の痛みはほとんどありませんが、薬液が注入される際に数秒ほど、鈍痛を感じる場合があります。
ボトックス注射の流れ
問診、レントゲン検査
問診、レントゲン検査、口腔全体のチェックをします。(約40分)
診査
ボトックス注射が適用可能であるか診査します。
治療
先にむし歯や歯周治療が必要な場合は、そちらを優先します。
ボトックス注射
ボトックス注射を開始します。(15〜30分)
フォローアップ
施術後2週間後にフォローアップの為に来院していただきます。薬剤の効き具合、施術前の症状の緩和状態をチェックします。
注射法
当院で取り扱うボトックス・フィラー(ヒアルロン酸)製剤はアメリカ製の会社複数のものを取り扱っており、患者様に合ったものを施術します。
ボトックス注射は、1回で打つ方法と2回に分けて打つ方法があります。(自己選択)
過去にボトックス注射を経験されている方、複数回の通院ができない方には、1回で全量のボトックス注射を行います。2回に分けるよりも効果の実感は早くなります。
ボトックス注射後のご注意点
- ボトックス注射後は、日中、ご自身で歯を噛み締めていないか、注意しながらお過ごしください。
- 睡眠中の食いしばりを予防するため、ストレスを軽減すること、アルコール、カフェイン、ニコチン等、食いしばりを悪化させる要因をへらすようご注意ください。
- ボトックス注射を患部にとどめるために、数日間は患部のマッサージはお控えいただきます。施術後4時間はフェイシャルエステ・サウナ・ホットヨガ・激しい運動などを控えてください。枕などで顔をこすってしまわないように、施術後4時間は横にならに様にしましょう。
- 妊娠中や授乳中の方への治療はできません。
- 治療後の主な副作用として、内出血、注射部位の腫れ、固いものが噛みにくい、顎が疲れる、薬剤が近くの筋肉へ広がることによる表情のこわばりなどがあります。効果が薄れることで解消します。
- ごく稀に発熱や吐き気およびアレルギー反応を生じることが報告されています。